【豆知識】痴漢冤罪になってしまったらどうする?
つい先日電車から駅に降りた時に、同じ車両から降りてきた女性が、「あの、この人に痴漢されたんですけど」と言って、一人の男性の裾を掴んで引き止めつつ、周りの人に声を掛けていました。「え、何?僕ですか?いや、違うと思うけど…」と、掴まれた男性は混乱している様子。
すぐに駅員がやってきて、「まあまあ…」とか言いつつ女性から話を聞き、男性を連れてどこかへ行ってしまいました。男性は終始、「いえ、身に覚えないのですが…」などと言っていましたが、大人しくついて行きました。
もし本当に痴漢だったら自業自得だと思うのですが、もし冤罪だったとしたら…そしてもしそれが私だったら…と考えるとゾッとします。万が一の時のために、もし同じ立場になってしまったらどういう対処をすべきなのか、というのを調べてみました。(結果、上記の男性のような対応だとアウトだな…と思いました。知識は大事!)
以下、自分の備忘のためにも時系列で記載しておきます。
1.女性に「痴漢です!」と言われたときの対応
【その①】絶対に謝罪しない! ⇒ 謝るのは罪を認めるようなもの。
【その②】相手の女性の衣服に触れない! ⇒ わざわざ物的証拠を残すことになる。
【その③】逃げない! ⇒ 後で確実に身元が割れる。自分が不利な状況を残すだけ。
2.駅員に「とりあえず事務所まで来てください」と言われたときの対応
【その④】事務所へは行かない! ⇒ 自分からついて行くのは罪を認めるようなもの。
【その⑤】家族に電話する! ⇒ 誤認とはいえ、逮捕された後は連絡が取れなくなる。
【その⑥】弁護士を呼ぶ! ⇒ 無実を証明するには、弁護士を呼ぶ以外の手段は無い。
上記、④~⑥が超重要らしいです。
④では、警察を呼ばれたとしても、事務所ではなくホームで対応してもらうようお願いする必要があります。事務所に行ってしまった時点で、周囲との情報が遮断されて、警察から遠慮のないツッコミを受けることになるので、かなり不利な立場になります。
⑤では、「どこの駅で痴漢冤罪に巻き込まれたか」を早く家族に伝えないと、その後連絡が取れなくなり、家族が自分を探すのに非常に時間がかかってしまいます。⑥を行う時間が無い場合は家族に弁護士の手配を託す必要もあるので、家族に連絡しておくのはとても大切な段取りです。
⑥では、知り合いの弁護士がいなければ「当番弁護士制度」を利用すればよいです。事前に最寄りの弁護士会をスマホに登録しておき、そこへ「当番弁護士の対応を依頼します」と電話をかければOK。とのことで、とりあえず私は登録しました!
これで痴漢冤罪に巻き込まれても安心…ではないけど、最低限の心構えはできたと思います!いざという時に。