ポンすけのブログ

アラフォーのSEです

【学習】考える技術・書く技術(問題解決力を伸ばすピラミッド原則)

こちらも昔から持っている本。かなり読み込んだ本のうちの1つです。最初のころは難解で読み解くのに苦労しましたが、今改めて読み直してみると、「まあそうだよね」という内容に見えます。長年の経験で身についてきたということですかね。

 

4部構成の本ですが、それぞれの章の概要についてざっと書きます。

 

■ 第Ⅰ部:書く技術

・まずは主たる考えを述べ、次にそれをブレークダウンした内容を述べる。それを繰り返すことで、読み手の理解を容易にする手助けをする。

・「状況」「複雑化」「問題」「答え」を繰り返すことで、読み手の関心を維持する。

トップダウンかつ帰納法的な展開の方が、読み手にとっての負担が少なく受け入れられやすい。(但し、ボトムアップ演繹法も状況によって使う必要がある)

・ストーリー展開は、まず「合意されると分かっていること」から始める

目次に書くのはメッセージである。分類ではない。

 

■ 第Ⅱ部:考える技術

・同じグループの要素はMECEであり、かつ必ず順序が存在する。

・グループの上位の要素は、必ず下位の要素を要約したものとなる。

終結果がイメージできるように行動の考えを具体的な言葉にする。読み手に「それで?」という感想を持たせない。

 

■ 第Ⅲ部:問題解決の技術

・読み手がその問題に対してどの程度通じているか、またすでに何らかの行動がとられているのか、といった状況により、対応は異なる。

データ収集から始めない。まずは仮説を立てて問題分析を構造化してから、その裏付けとなるデータ範囲を決定してから収集を始める。

 

■ 第Ⅳ部:表現の技術

・強調すべき箇所の明示化や、読み手の関心が薄れるのを防ぐといった目的のため、見出しやインデントを工夫する。

・最後には次のステップを述べるようにする。