ポンすけのブログ

アラフォーのSEです

【学習】PM試験に向けて - 変更管理

2021年10月の情報処理試験で、プロジェクトマネージャを受験したいと思っています。

今回は変更管理についてのメモを。プロジェクト統合管理でも「統合変更管理」というステップが出てきましたが、そちらに関連します。

 

変更管理は以下の流れで行います。

  1. スコープ・マネジメントの計画
    ⇒ 変更が発生するであろうことを前提として、変更管理手順をルール化(現場での判断は許容せず、かならず変更要求書を起票のうえで変更管理委員会を通す、など)しておく。

  2. 要求事項の収集
    ステークホルダーのニーズや要求事項を収集(インタビューや集団思考・発想技術などにより)、文書化する。

  3. スコープの定義
    ⇒ プロジェクトスコープを、「プロジェクトスコープ記述書」として定義する。プロジェクト計画書の一部になることも多い。
    ⇒ ここで定義するスコープは、プロダクトスコープ(成果物の範囲だけ)の場合、プロジェクトスコープ(作業の範囲や、制約事項や前提事項を含む)場合がある。

  4. WBSの作成
    ⇒ 本プロジェクトのWBSを作成する。なお、WBSを構成する最下層のタスクはWPと呼ばれる。さらにWPは複数のアクティブティに細分化することができる。
    「プロジェクトスコープ記述書」「WBS」の2点をまとめて「スコープ・ベースライン」と呼ぶ。

  5. スコープの妥当性確認
    ⇒ 完成したスコープ及び、それに付随した成果物定義につき、ステークホルダーの承認を得る。

  6. スコープのコントロール
    ⇒ スコープ・ベースラインに対する変更をコントロールする。
    ⇒ プロジェクトマネージャもしくは変更管理委員会(大規模プロジェクトの場合は設置することが多い)にて変更要求書を受領し、変更に対応するかどうかの意思決定を行う。
  7. ⇒ 発注者起因の場合はコスト・スケジュール・体制の見直しを、受注者起因の場合はスケジュール・体制の見直しのみ(一般的にはコスト見直しは行わない)を実施する。